守りたい場所

こんにちは。ひらかた独歩ふぁーむの広報、六車(ムグルマ)です。

枚方市の「穂谷」は地域ではコスモス畑で知られています。

そろそろコスモスも次々と咲き始めるので、週末にはたくさんの方が訪れにぎわう季節です。

 

ひらかた独歩ふぁーむでもお野菜だけでなく、この時季に向けコスモスやひまわりの栽培をしています。

 

そんな開けた畑の広がるエリアとは離れた少し山の方へ入った場所にもう1か所、代表の管理する畑がまとまったエリアがあります。

 

その場所に行くには拠点である出荷作業場所から歩くと20分ほどかかるので、普段は車で移動しています。途中、車のすれ違いができないとても狭い箇所や、舗装されていないガタガタ道もあり移動だけでも大変です。

 

そんなアクセスの悪い山に囲まれたその場所は、日当たりも悪く、気温も低くなりがち。さらにイノシシや野ウサギも出没し、作物や道を荒らされることもある条件の悪い不利な畑です。

 

趣味、娯楽で野菜を作っているわけではないので「利益」という面で考えるとこんな条件の悪い場所は手放して、日当たり、アクセスの良い開けた畑だけを管理した方が良いのは明白です。

それでも、手間もコストも余計にかかる山の中の畑を大事に管理しているのには代表の想いがあるからです。

 

 

今、「ここは楽園か!?」と思うくらい気持ちの良い、私も大好きな場所です。

静かな風が抜け、鳥のさえずりに囲まれ、ふと日常を忘れてゆっくりと時間が流れていくような。

 

「この風景を守るために野菜を作っている」と常日頃、代表は言っています。

 

もし、この扱いにくい場所を手放したら、おそらく次にその場所で農業をやりたいという人はいないでしょう。(それくらい管理が大変な土地です。)

 

管理されなくなった畑はあっという間に荒れ放題になり人が入れなくなるはずです。

 

そうならないために、利益を生みにくい場所であることを承知でここで野菜を栽培し、この場所を大切に守っています。

私は、今年の2月に講演でその想いを知ったことがきっかけとなり、4月から働かせてもらっています。

 

「この風景を守りたい」その想いに強く共感したからです。

でも!!

いくら強い想いがあってもそれだけでは続けていけないので、ひらかた独歩ふぁーむが広く認知され、自慢のお野菜たちがたくさんの人に愛されるように

広報としてできることを模索中です。

先日、新規のお取引先となる飲食店の方をご案内する機会があり、改めてこの場所への想いを強くしたので、溢れちゃいました(*^^*)

 

・・・というわけで、皆さん!ひらかた独歩ふぁーむのお野菜買ってくださ~い(^^)